2020/09/10 11:19

ゲーム音楽を、音楽と認識する人は稀で
自分がゲーム音楽を作っている事を説明すると、「それは仕事なんですか?」
当時の彼女からは「あんたの音楽なんて音楽ではない」と罵倒され(笑
ゲーム中ピコピコメロディ音が鳴っても、音楽と認識されてなかったです

80年代にYMOの細野晴臣さんが アーケードゲームの”ゼビウス”を基盤から録音したBGMを
レコードで販売し時に、自分も初めてゲームが音楽なんだと認識しました。

DAWが誕生する前の時代、 MIDIシーケンサーでPCで音楽を作る事とが始まった頃
未だMIDIでゲーム機から音を鳴らす事は出来ませんでした。

90年当時のゲーム機での音楽製作手順
 
①Basic言語のような 音符を文章にして入力して保存
②保存データを機械語に変換
③変換されたデータをゲーム機に転送
④ゲーム機で再生して確かめる

音符を入力して 音が鳴るまで数分の掛かりました

この工程を ワンフレーズづつ入力し、繰り返し1曲作ります
一日掛けて4小節~8小節分入力出来ればいい感じでした。


楽器の音色も各パート事にを作るので
フレーズに合う音色にする為に 1つのパラメーターを変更
数分待って結果を聞く

を納得が行く迄 何十回も繰り返していました…
思い出しただけで気が狂いそうな作業でした、23歳と若かったから出来たんだと思います
次回へ つづく